January 03, 2006

ありがとうマリッチ

活躍する外国人助っ人、愛される外国人助っ人は数多いでしょうが、わずか半年で伝説となる選手はそうは多くないでしょう。

トミスラフ・マリッチ。
エメの移籍に伴い補強としてやってきた彼は浦和に勝利をもたらし、勇気を与え、短い時間ではありましたが浦和の象徴となりました。

マリッチ


彼の特徴はシンプルで、勇気があり、クレバーなプレイ。
自分のチームの中での役割を果たすため密集地帯に飛び込み、体を張り、状況に応じてポスト、流れてのクロス、自らシュートとさまざまなプレイを選択していきます。
自らのシュートよりも周囲を生かすことを選択することも多いため、「一人で局面を打開するFW」に慣れている浦和では当初は力を発揮できていなかったように思いました。(浦和の中盤が決して得点力が高くないという現実も影響していたと思います)
しかし周囲とのコンビネーションが深まってくると、危険なワントップとしてその能力の高さを見せ付けてくれるようになりました。
「一人のことを語るのはフェアじゃない」と彼はいいますが、彼の力がなければリーグ2位も、天皇杯戴冠もありえませんでした。

ゴール後の様子、各選手や監督のコメントからもいかに彼が愛されていたかが伝わってきます。
この幸運な出会いに感謝を。そしていつかまた、浦和に戻ってきて欲しい。

トミスラフ・マリッチ
1973年01月28日 ドイツ ハイルブロン市生まれ
国籍:クロアチア
FW
18
マリッチ
Tomislav MARIC
トミスラフ・マリッチ
1973年01月28日 ドイツ ハイルブロン市生まれ
国籍:クロアチア
181 cm/79 kg
ブンデスリーガ1部通算:ブンデスリーガ1部通算:6シーズン96試合出場32ゴール
ブンデスリーガ2部通算:5シーズン143試合出場49ゴール
クロアチア代表:9試合出場2ゴール
浦和レッズでの出場記録:2005年8月〜
Jリーグ13試合/8得点、ヤマザキナビスコカップ3試合/0得点、天皇杯5試合/6得点

<マリッチ選手のメッセージ>
こんなに朝早くから、こんなにたくさんの人たちが来てくれて、自分はなんて言ったらいいのか、言葉が出ません。この5ヶ月間、浦和レッズでプレーする事が出来て、またこんなに素晴らしいサポーターの皆さんに出会う事が出来て、そして最後には天皇杯のタイトルを取る事が出来て、自分のサッカー人生の中で、最高の時を味わう事が出来ました。皆さん、ありがとうございます。
昨日、天皇杯のタイトルを取ってそこで強く思った事は、浦和レッズのサポーターは、日本一という事はもちろん、自分は10年間ヨーロッパでプレーしてきましたが、そのキャリアの中でも世界一のサポーターだとつくづく思いました。
皆さんに何て言っていいのか本当にわからないのですが、今は、自分の中で、どうもありがとうというお礼の言葉しか出てきません。
浦和レッズは、本当に素晴らしいクラブです。皆さんには、今のまま、浦和レッズを応援して欲しいと思います。この5ヶ月間、本当に素晴らしい体験が出来ました。
最後に、皆さんお元気で。レッズは永遠に最高のクラブです。皆さん、本当にレッズをこれからもよろしくお願いします。
「アリガトウ・ゴザイマシタ。」



p.s. 友人が描いてくれたイラストを張ってみました。V君感謝。
p.s.2 こんな報道もあります。複雑。
日刊スポーツより大宮がマリッチ獲得へ
 大宮が来季補強選手として、元クロアチア代表で浦和FWトミー・マリッチ(32)獲得に動いていることが2日、分かった。既に浦和との契約は満了しており今後、本格交渉に入るもようだ。マリッチは昨年8月に浦和入り。リーグ戦13試合出場で8得点、天皇杯は全5試合で6得点と抜群の決定力を誇った。三浦監督も「点の取れる、欧州らしいストライカー」と評価している。

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先日の記事で書ききれなかったので、ここで天皇杯のヒーローの一人でもある、マリッチに触れておきたい。     この天皇杯では、初戦から決勝まで5試合連続で得点した。MVPだろう。 しかし、2日、契約満了で帰国した。   仕方ないといえば仕方ないのかも...
天皇杯優勝!!の裏で。マリッチの話【イドバタ】at January 03, 2006 13:26
短い間だったけど、本当にありがとうトミー。 昨日、早朝7時に帰国したトミー・マリッチが大原グランドに立ち寄りました。 オフォシャルサイトによりと約500人のサポーターが集まったらしい。 清尾さんによるサポーター全員との記念撮影もあり(これには参加したか....
「アリガトウ・ゴザイマシタ。」【RYAN ROAD】at January 03, 2006 22:08
個人的に大宮の事は書きたくないのだが、マリッチがらみで動きがあったと言う事で書かせていただきます。 大宮がホンジュラス代表FWサウル・マルティネス(29)を獲得することが確実になった。 得点力(昨季リーグ39点)に苦しんだ大宮は、決定力のあるストライカー....
個人的には一安心だな。これで・・・・・・・。大宮マリッチはないよ〜!【RYAN ROAD】at January 06, 2006 07:17
この記事へのコメント
明けましておめでとうございます。
大変ご無沙汰しておりましたが、今年も宜しくお願い致します。
本当に天皇杯はマリッチのための大会だったと思います。
今日のニッカンは僕も読みましたが、大宮には行って欲しくないなぁ。
やはり僕は彼にはブーイングできませんし・・。
欧州でもう一度プレーしてキャリアの最後をレッズでプレーして欲しいと思ってます。
Posted by edward at January 03, 2006 16:48
TBどうもです。

何かマリッチに大宮が動いているらしいですね。
判断するのは彼自身ですが、チームがチームだけにやはり大ブーイングになるかもしれませんね。
Posted by ライアン at January 03, 2006 22:08
ライアンさん、edwardさん、コメントありがとうございます。

ポイントは「大宮のマリッチ獲りが成就するか否か」というところなわけですが、義理堅そうな性格の彼としては「いくら好条件でもダービーのライバルに移籍はできない」とか「アウェイの埼スタでプレイするなんて考えられない」なんて思って欲しいなぁと勝手に考えたりします。
Posted by いまいずみ@赤猫 at January 05, 2006 00:56
こちらでは初めまして。
レッズファンではなくミラニスタな人のコメントですが、マリッチには大宮でも良いから、ぜひJリーグに残って貰いたいなぁ。
基本はシンプルなプレーをこなし、いざという時に瞬間で勝負出来るFWは好みです。
なんていうかJ初代得点王のラモンディアスを思い出すなぁ。
Posted by なべ at January 10, 2006 21:48